こだわりの和菓子

 京都生まれの京都育ちの管理人が、徒然に京都の庶民文化について綴るコラムです。

 
■ 厳選!おしながき
私は、子供のころ町家に住んでいました。


幼稚園にあがる前、町家に引越ししたとき、
表が格子で、垣根がありました。
子供にとっては、格好のジャングルジム。登って飛んで。
階段は、広くて(子供だったので)、黒く光ってました。
姉と階段の下の押入れでかくれんぼをしたのを憶えています。


黒く光った階段に、押入れもほこり臭く、
引越しした当時はまるで、となりのトトロ状態でした。
土間があり、長い走りにおくどさん(台所というかかまど)があって、高い天井で
天窓があって。通り抜けると裏に出て、庭があって、大きな木がありました。


庭の縁側の下に、いろんな遊び道具を置いて、庭に穴を掘って遊んでいました。
小さいころは、トイレが外なので、夜になると怖くて
毎回、父か母を起こして行ったのを覚えています。


最近、町家が流行ってるらしく、あちらこちらでオシャレに改装した町家や町家風のショップが
お目見えしました。京都らしい雰囲気はとってもいいです。


町家に住んでた私的には、夏はいいのですが、冬は台所が土間だし、母は冷えるといって
いつもぼやいてました。隙間風もあるし。


でも、雰囲気が良かった。温かみがあった。なんでしょうね。あの存在感。
まず、大黒柱がみんなを守っている、そんなオーラを感じて?たのか、
家に対する安心感はすごくありました。当時で築100年くらい、空襲にも耐え
存在していたんですから。
また、表の屋根にはしょうきさん。
台所の土間には愛宕さんのお札さん。(あっ、これは今も台所にあります。)


とはいいながら、また住みたいかっていうと、私はいや〜。。
現代建築の家に慣れるとだめですね。


京都の町家の特徴といえば、
格子が有名ですね。私が住んでいた町家は、糸屋格子でした。
でも、私が思う一番の特徴は、京都に限らないですが、
大黒柱。太くて黒光りしていました。
子供のころは時々しがみついていた気がします。
そうすると、なんか安心できるんですね。


大黒柱といえば、一家ではお父さんの代名詞。
最近、めっきり聞かなくなりました。
ちょっと寂しい気がします。

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